[ エレクトロニクス ]

日立、引火点30度C以上高く−リチウム電池、東北大と試作

(2018/2/19 05:00)

  • 試作したリチウムイオン二次電池

日立製作所と東北大学多元物質科学研究所の本間格教授らの研究グループは、従来の電解質と比べて引火点が30度C以上高い状態で、繰り返し使用できるリチウムイオン二次電池(LIB)の試作に成功した。非固体型の電解質を用いることで実現した。最大で100度Cの引火点でも特性を維持できた。

一般的なLIBは電解質の材料に、引火点が20度C以下の有機電解液などを用いている。このため、異常発生時に発火する恐れがあった。現行のLIBやLIBシステムには発火を抑制する補強材や冷却機構が備わっているが、これらが製品の小型化などを妨げる要因となっていた。

試作時の実験では、1時間当たりの容量が100ワットのラミネート型電池を用いて充電や放電などの電池特性を確認した。また、従来のLIBでは発火してしまうクギ刺し試験を実施し、試作したLIBの不燃性を実証した。

研究グループでは将来の製品化を検討している。LIBの安全性の向上につながるほか、車載向けでは容量やエネルギー密度の改善が期待できる。また冷却機構が不要になるため、民生向けでは小型化なども可能になる。

(2018/2/19 05:00)

エレクトロニクスのニュース一覧

おすすめコンテンツ

わかる!使える!放電加工入門
<基礎知識><段取り><実作業>

わかる!使える!放電加工入門 <基礎知識><段取り><実作業>

わかる!使える!ダイカスト入門
<基礎知識><段取り><実作業>

わかる!使える!ダイカスト入門 <基礎知識><段取り><実作業>

リチウムイオン二次電池の性能評価
長く安全に使うための基礎知識

リチウムイオン二次電池の性能評価 長く安全に使うための基礎知識

今日からモノ知りシリーズ 
トコトンやさしい電車の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい電車の本

写真で見る鋼管平面ビーム実用化の話
次世代の電車線路用ビーム

写真で見る鋼管平面ビーム実用化の話 次世代の電車線路用ビーム

わかる!使える!ねじ入門
<基礎知識><段取り><実作業>

わかる!使える!ねじ入門 <基礎知識><段取り><実作業>

JOINT MEDIA→ JOINT MEDIAとは

PR

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

↓もっと見る

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

専門紙ヘッドライン

専門紙

↓もっと見る

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用してしています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる