【電子版】チキンが足りないKFC危機、ロンドン警察が悲鳴「電話してこないで」

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  シャッターを下ろして休業中のケンタッキーフライドチキン（KFC）の店（19日、ロンドン、AFP＝時事）

　【ロンドンAFP＝時事】英国で今週、ファストフード大手ケンタッキーフライドチキン（KFC）の店が次々、臨時休業に追い込まれている。鶏肉配送業者を先週、ドイツの物流大手DHLに変更したところ「技術的な問題」（KFC）が発生。肝心の鶏肉の供給が止まってしまった。20日夜の時点で英全土900店舗中、半数がシャッターを下ろしている。

　KFC報道担当者は「毎日、少しずつ鶏肉は届いている」と強調。しかし「一部の店舗では今週中、この状況が続くと思うと、店を開けられなかったり、メニューを絞り込んだり、開店時間を短くしたりすることになる」と述べた。

　一方、ロンドン警視庁はツイッターに声明を掲載し「KFC危機で警察に電話しないでほしい」と訴えた。「あなたの好きなものをあなたの好きな店で手に入れられないという問題は、警察の管轄ではない」と強調、殺到する電話に爆発寸前だ。