[ 科学技術・大学 ]

母親の抑うつ気分、福井大が可視化に成功 子育て困難の予防に

(2018/2/26 05:00)

  • 大人または子どもの気持ちを推測する課題時に選択的な脳活動と抑うつ気分の間で関連を示した脳領域(福井大学/JST提供)

福井大学子どものこころの発達研究センターの友田明美教授と島田浩二特命助教らは、子育て中の母親の脳を機能的磁気共鳴断層撮影装置(fMRI)で観察し、脳機能の低下を検出することで、養育者の抑うつ気分を可視化することに成功した。抑うつ気分の深刻化や子育て困難を予防し、養育者支援につながる。

研究チームは、0―6歳の子を持つ母親30人の社会能力と脳機能を測定し、ストレスとの関連を調べた。具体的には、子どもまたは大人の表情から感情を読み取る課題で社会能力をテストした。課題を解く間の脳活動をfMRIで観察し、質問票を使ったストレススコアと比較した。その結果、ストレススコアが高く、抑うつ気分が高まるほど、大人の気持ちを推測するときの社会脳の活動が低下していた。社会脳の活動低下は社会能力への影響は無かったものの、深刻化すると養育者間の関係悪化、さらに子どもへの悪影響につながる可能性がある。

友田教授は「抑うつ気分深刻化の兆候を客観的に捉え、支援につなげることができる。多くの施設で導入できるよう、脳波計などを使った検出技術を開発したい」と話した。

(2018/2/26 05:00)

科学技術・大学のニュース一覧

おすすめコンテンツ

これから伸びる首都圏のカイシャ2021秋

これから伸びる首都圏のカイシャ2021秋

原材料から金属製品ができるまで 
図解よくわかる金属加工

原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工

きちんと知りたい! 
モータの原理としくみの基礎知識

きちんと知りたい! モータの原理としくみの基礎知識

ちっちゃな「不」の解消から始めるカイゼン活動
短期間で成果を出して勝ちグセをつける!

ちっちゃな「不」の解消から始めるカイゼン活動 短期間で成果を出して勝ちグセをつける!

メカ機構の課題って、どない解決すんねん!<締結・回転・リンク機構設計>
上司と部下のFAQ:設計実務編

メカ機構の課題って、どない解決すんねん!<締結・回転・リンク機構設計> 上司と部下のFAQ:設計実務編

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用しています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる