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[ エレクトロニクス ]
(2018/3/2 16:30)
サムスンはアップルへの有機EL出荷台数が計画の半分程度にとどまると予想している(有機ELを採用したiPhoneX(左)とギャラクシーS8、ブルームバーグ)
ブームの起爆剤ならず
有機ELディスプレーは、液晶よりも画像が鮮明で電池の消費も少ないため、スマートフォンの未来だともてはやされてきた。米アップルが昨年後半に有機EL搭載の「iPhone(アイフォーン)X(テン)」発売の準備を進めていた時、韓国サムスン電子は増産を急いだ。
しかし今は、供給過剰や価格下落が懸念されている。アイフォーンXの売り上げはウォール街の期待に届かず、有機EL供給で最大手のサムスンは、アップルへの出荷台数が計画の半分程度にとどまると予想している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。サムスンはコメントを控えた。
匿名を条件に語った関係者によれば、サムスンは引き続き有機ELに注力しており、まだ値下げ圧力は感じていないという。同社は最新スマホ 「ギャラクシーS9」や将来の折りたたみディスプレー搭載モデルの販売成功にも望みをかけている。アップルは、年内に有機EL搭載の大型アイフォーンを発売する計画。(ブルームバーグ)
(2018/3/2 16:30)