[ 政治・経済 ]

農水省、海外で植物知財保護 イチゴなど品種登録支援

(2018/3/5 05:00)

農林水産省は、海外展開に向けた植物品種の知的財産権保護を急ぐ。イチゴの「とちおとめ」やブドウの「シャインマスカット」など、日本で開発された優良品種が海外で無断栽培され、アジア市場で安い値段で流通しているため、これを放置すれば政府が掲げる農産物の輸出拡大にも重大な障害となるため対策を急ぐ。農業試験場や種苗会社、個人業者などが自前で開発した品種を海外で登録する際、必要な費用を助成する。

折しも韓国で開かれた冬季五輪でカーリング女子選手の「韓国のイチゴはおいしい」との発言が話題になったが、韓国ではイチゴ栽培面積の9割が日本品種を基に開発された品種だという。これら開発品種のイチゴをアジア各国に活発に輸出している。

予算の総額は2017年度補正予算と18年度予算合計で約3億4000万円。海外で品種登録するための弁理士や海外代理人に対する費用、書類の翻訳や作成費用について助成する。ブドウやイチゴ、...

(残り:302文字/本文:702文字)

(2018/3/5 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

総合2のニュース一覧

おすすめコンテンツ

図解よくわかる 実践!スマート農業

図解よくわかる 実践!スマート農業

原子力年鑑2025

原子力年鑑2025

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい物流現場改善の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい物流現場改善の本

カラー版 目で見てわかる 測定工具の使い方・校正作業

カラー版 目で見てわかる 測定工具の使い方・校正作業

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン