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[ 中小・ベンチャー ]
(2018/3/6 05:00)
【水戸】IDK(茨城県つくばみらい市、飯塚向平社長、0297・20・7800)は、真壁石材協同組合(同桜川市)と共同で、市販のオーディオアンプの側面に石材を加工して取り付ける事業を始める。電気製品の修理を手がけるIDKにアンプを預けた顧客に対し、見た目の高級感が増しノイズ減少などにつながる石材のサイドパネルを提案する。消費税抜きの標準価格は10万円。初年度30件の取り扱いを目指す。
IDKは顧客対応や営業のほか、石材の組み上げや検査を担い、真壁石材協同組合が石材の加工を行う。茨城県の筑波山などで産出される良質な花こう岩「真壁石」を使用する。市販のアンプにはサイドパネルが付いているものがあり、その多くは木製。側面に木材が付いているアンプに対しては同形状のサイドパネルを石材で製造するほか、木製パネルがないアンプでも個別の要望に応じてパネルの形状などを設計する。つや消しや鏡面仕上げ、文字の刻印などにも対応し、納期は1カ月から1カ月半程度。
サイドパネルに真壁石を使用することで外観の高級感が増す。木製のサイドパネルは経年劣化しやすく割れやすいなどの難点があるが、丈夫な石材に付け替えることで耐久性が高まる。木製サイドパネルは両側で合わせて約1・5キログラムなのに対し、石材の場合は約5キログラム。アンプ本体が重くなり安定感が生まれ、ノイズが減り快適に音楽を聴けるようになる。
IDKは家電やディスプレーのある製品などの修理、組み立てなどを手がける。真壁石材協同組合は茨城県旧真壁町を中心とした石材業者約100社で構成。今回の事業は当面は所属企業の大倉産業(桜川市)が担当し、他の所属企業でも対応できるよう組合内で技術を広めることも視野に入れる。
(2018/3/6 05:00)
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