[ 政治・経済 ]

内閣府、高カカオチョコの研究プロ中止

(2018/3/9 05:00)

内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)で研究を進める山川義徳プログラムマネージャー(PM)は8日、食品が脳に与える影響を、脳の健康管理指標を活用して評価するプロジェクト「BHQチャレンジ」を中止すると発表した。同プロジェクトは2017年、仮説段階の研究成果を発表して表彰を受けており、プログラムやPM制度のあり方に疑問の声が上がっていた。

表彰を受けていたのは、高カカオチョコレートを継続摂取すると、脳の若返り効果が期待できるという明治との共同研究の成果だ。他の食品と比較した実験結果は示されたものの、高カカオチョコレートを摂取していない群との比較がなく、裏付けが不十分だという指摘があった。

複数の候補と比較した結果、高カカオチョコレートの効果の可能性を示す段階の研究だった。

山川PMは「研究のどの段階の成果であるか十分に伝わらず、誤解を招いた。BHQチャレンジは中止し、エビデンス(論拠)強化の実験に注力する」と説明した。

(2018/3/9 05:00)

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