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第30回「中小企業優秀新技術・新製品賞」(1)中小企業庁長官賞

(2018/4/11 05:00)

「第30回中小企業優秀新技術・新製品賞」(りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社共催、経済産業省中小企業庁後援)の受賞作品が決まった。応募総数は327件で、厳正な審査の結果、中小企業庁長官賞1件、優秀賞12件、優良賞12件、奨励賞13件の計38件が輝いた。一般部門は長官賞1件、優秀賞10件、優良賞10件、奨励賞10件の計31件。ソフトウエア部門は優秀賞2件、優良賞2件、奨励賞3件の計7件。どれも中小企業の技術力、独自性を発揮した作品に仕上がっている。

【一般部門】

《中小企業庁長官賞》

■日本通信機/高精度デジタル方式FM同期放送送信機

デジタル処理による高精度の独立同期FM放送技術を確立し、周波数を有効利用できるようにした。2016年4月に山口放送が長門局―美弥局間で同期放送を開始したのを皮切りに、中国放送、ラジオ福島、福井放送に導入された。総務省による同期FM放送の技術基準の策定にも貢献している。

FM放送は音声信号などを変調して伝送する。複数の局の周波数が同一の場合、周波数差や変調度差、遅延時間差などで干渉が生じる。特に等電界エリアは影響が大きく、音質が低下するため、局ごとに異なる周波数にせざるを得なかった。

変調器の信号をすべて高精度デジタル処理することで、こうした課題を克服した。高精密の基準信号で周波数差を抑えた。音声信号はデジタルでステレオ変調。GPS(全地球測位システム)の1秒パルスを基に遅延時間差をなくし、等電界エリアで同一のタイミングにした。機器のバラつきによる差を排除し、周波数差1ヘルツ以下、変調度差1ヘルツ以下、遅延時間差1マイクロ秒以下を実現した。

災害対策などで期待されるワイドFM(FM補完放送)の周波数割り当て逼迫(ひっぱく)問題の解消につながる。放送エリアを広げられるため、移動時の再チューニングが不要となり、聴取者の利便性も向上する。(神奈川県大和市)

(2018/4/11 05:00)

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