[ 政治・経済 ]

【電子版】年金支給68歳開始案 高齢化対策で審議会に提示―財務省

(2018/4/11 20:30)

  • 財務省は「あくまでも例示であり、特定の年齢を示唆する狙いはない」と説明する

 財務省は11日、厚生年金の支給開始年齢を68歳に引き上げる案を財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の財政制度分科会に示した。少子高齢化による年金財政悪化に歯止めをかけるのが狙いで、改革論議に反映させる。ただ国民の反発は避けられず、実現には曲折もありそうだ。

 支給開始年齢は60歳から段階的に引き上げられ、男性は2025年、女性は30年までに、65歳となることが既に決まっている。同省は過去にも年金支給年齢引き上げを訴えてきたが、67―68歳が多い海外事例の紹介にとどめてきた。

 分科会に提出した資料で、同省は「人生100年時代」を迎える中、年金財政悪化により、給付水準低下という形で将来世代が重い負担を強いられると指摘した。

 さらに、35年以降に団塊ジュニア世代が65歳になることなどを踏まえ、「それまでに支給開始年齢をさらに引き上げていくべきではないか」と主張。開始年齢を68歳と明記した上で、「支給開始年齢の引き上げによる受給水準充実」のイメージ図を提示した。ただ、どの程度充実するかといった数値は盛り込まれていない。

 来春にも厚生労働省は5年に1度実施する年金財政検証の結果を示す。これを基に将来の年金制度に関する議論が始まる見通しだ。

 財務省は今回の資料について「あくまでも例示であり、特定の年齢を示唆する狙いはない」(主計局)と説明するが、受給開始が遅れる世代からは反発が出そうだ。(時事)

(2018/4/11 20:30)

おすすめコンテンツ

メカニズム展開で開発生産性を上げろ
品質と設計根拠が「見える」「使える」「残せる」

メカニズム展開で開発生産性を上げろ 品質と設計根拠が「見える」「使える」「残せる」

技術士第二次試験「総合技術監理部門」難関突破のための受験万全対策

技術士第二次試験「総合技術監理部門」難関突破のための受験万全対策

2021年度版 技術士第二次試験 
「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2021年度版 技術士第二次試験 「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

例題練習で身につく 
技術士第二次試験論文の書き方 第6版

例題練習で身につく 技術士第二次試験論文の書き方 第6版

幾何公差<見る見るワカル>演習100

幾何公差<見る見るワカル>演習100

理系学生必見!! 
日刊工業新聞社が推薦する入社したくなる会社60社

理系学生必見!! 日刊工業新聞社が推薦する入社したくなる会社60社

Journagram→ Journagramとは

PR

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用しています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる