ヤフー、仮想通貨参入 ビットアルゴ株取得、秋めど取引所

ヤフーは仮想通貨交換業に参入する。完全子会社のＺコーポレーション（東京都千代田区）を通じてビットアルゴ取引所東京（東京都渋谷区）の株式を取得し、４月中に持分法適用会社にする。これによりヤフーはブロックチェーン（分散型台帳）技術を取得。２０１８年秋をめどに取引所として運営を始める。

シーエムディーラボからの株式譲渡やビットアルゴが実施する第三者割当増資を引き受け、Ｚコーポレーションがビットアルゴ株の４０％を保有する。ヤフーは自社のセキュリティー技術や会員向けサービスの運営ノウハウなどを組み合わせ、利便性が高く安全なサービスを目指す。

ビットアルゴは金融庁から仮想通貨事業者として登録されている。今後、同社はヤフーの支援を受けながら取引所サービスの開業や、開業後の運営の充実に向けて準備を進める。