[ 環境・エネルギー ]

ゴミからエタノール大量生産 積水化、19年度に商業化

(2018/4/23 05:00)

  • ゴミ由来ガスからエタノールを製造する設備

積水化学工業は微生物を使い、ゴミからエタノールを大量生産する技術を開発した。実際のゴミ処理場でエタノールを安定製造できることを実証済みで、2019年度に商業化する。エタノールはプラスチックの原料にできる。ゴミ処理場を化石資源に代わる原料供給基地に変える可能性があり、自治体から関心が集まっている。(編集委員・松木喬)

【ガス化処理】

オリックス資源循環(東京都港区)の廃棄物処理工場(埼玉県寄居町)で14年から積水化学のエタノール製造設備が稼働している。3階建ての建物の高さほどまで配管が伸びた設備は、実証機とは思えないほど大きい。

オリックス資源循環は企業や家庭から集めた廃棄物をガス化処理している。樹脂、紙、木、繊維、食品などさまざまな廃棄物を高温で蒸してガスを取り出す。

積水化学の設備はガスの一部を供給してもらっている。ガスの成分は一酸化炭素(CO)と水素...

(残り:694文字/本文:1,094文字)

(2018/4/23 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

素材・ヘルスケア・環境のニュース一覧

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン