西日本豪雨／ＪＲ西、山陽線１１月再開 来島社長「これだけ広域の被害、例がない」

ＪＲ西日本は１８日、西日本豪雨での被害状況と復旧作業の現状について発表した。広島県、山口県を中心とした各線区の被災数は１７日時点で２７９カ所にのぼる。貨物の影響も出ている山陽線は１１月中に再開予定とした。年内の運転再開が見込めず復旧作業が長期に及ぶ区間は呉線・芸備線・福塩線という。

同日、大阪市内で会見した来島達夫社長は「これだけ広域にわたる被害は過去に例がない」と発言。復旧に時間がかかる要因は「被害規模が大きいこと。橋梁が流されたところは、構造から作り直さなければならない」と述べた。被害額や復旧費用などは固まっていないが「６月の大阪北部地震、７月の豪雨災害による業績への影響は出てくる」とした。