[ トピックス ]
(2018/8/20 05:00)
文部科学省は、7月5―7日にかけ西日本で発生した豪雨による災害に対する総合研究を、科学研究費助成事業(科研費)で支援する。研究代表者は山口大学の山本晴彦教授。全国の大学や防災科学技術研究所など19機関56研究者が参加。科研費の特別研究促進費で3470万円を助成する。
7月の西日本豪雨では、防災情報が適切に伝達されなかったり、情報があっても避難をためらうなどで被害が拡大。気象学や河川、地盤工学などのほか、防災情報発信や避難のあり方など文理融合で総合的に研究する。
具体的には、豪雨の要因となった線状降水帯の発生解明、大規模な洪水災害や土砂災害のメカニズム研究、防災情報の伝達と避難の実態把握、土地利用の変遷と災害リスクの関連性分析に取り組む。
(2018/8/20 05:00)