[ 商社・流通・サービス ]

【電子版】米アマゾン、レジなし店舗「Amazon GO」 21年までに最大3000店計画

(2018/9/20 13:30)

  • シアトルの「Amazon Go」ストア(1月17日、ワシントン=ブルームバーグ)

 米アマゾン・ドット・コムはレジのない新しいタイプの店舗「アマゾンゴー」を数年内に最大3000店をオープンさせる計画を検討中だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。積極的かつコストがかさむ事業拡大で、セブン-イレブンのようなコンビニエンスストアやサブウェイ、パネラ・ブレッドといったサンドイッチショップ、小さなピザ屋、タコスを売る移動販売車にとって脅威となる可能性がある。

 ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)はアマゾンが実店舗での買い物体験を新たに考案する際に、慌ただしい都市部でのランチの時間の浪費をなくすのが最善策だと考えている。

  • シアトルの「Amazon Go」ストア(1月17日、ワシントン=ブルームバーグ)

 ただ、セブン-イレブンのように新鮮な総菜や種類が限られた食料品を販売するコンビニか、英国に本拠を置く「プレタ・マンジェ」のように急いでいる人が短時間で食事を取れる店舗がいいのか、最も良い店舗の形態をまだ実験している段階だ。関係者の1人が語った。アマゾンの広報担当者はコメントを控えた。

 同社は2016年、シアトルにある本社近くにレジのない初の店舗をオープンした。その後、シアトルでさらに2店舗、シカゴで1店舗の開設を発表している。

  • 買い物客は入場ゲートでスマホをスキャン。商品をピックアップして、そのままレジをスルーして店外に出ることが可能だ。センサーが購入商品を自動検知してオンライン決済される(1月17日、ワシントン州シアトルの「Amazon Go」ストア=ブルームバーグ)

 新しい店舗のうちの2つはサラダやサンドイッチ、スナックの限定的な品ぞろえで、素早く食事を取るためだけの選択肢というコンセプトを試している。アマゾンゴーの第1号店を含む他の2つの店舗は少ない種類の食料品を扱っており、コンビニにより近い形態だ。

 買い物客はスマートフォンのアプリを使って店内に入り、入場ゲートでスマホをスキャンさせた後、サラダや飲み物、スナックの中から欲しいものをつかんで、そのままレジで立ち止まることなく店の外に出る。センサーやコンピュータービジョン技術が買い物客が取ったものを検知して自動で請求する仕組みで、レジ待ちの列はない。(ブルームバーグ)

(2018/9/20 13:30)

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