モノづくりマッチングJapan／パネルディスカッション、町工場「協業が大事」

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  浜野慶一浜野製作所社長ら出席者（中央）

１７日に開幕したモノづくり専門展「モノづくりマッチングＪａｐａｎ２０１８」（日刊工業新聞社主催）会場の東京ビッグサイト（東京・有明）で１８日、パネルディスカッション「モノづくり現場の“いま”　先進事例からみる問題解決の鍵」（協力＝経済産業省）が開かれた。第４次産業革命など環境変化への対応が求められる中、多様なサービスやソリューションを展開しているモノづくり企業の経営者が登壇した。

冒頭のあいさつで経産省の大内聡大臣官房審議官が「今の日本の政策で最も重要なのがモノづくりだ」と力説した。パネリストの浜野製作所（東京都墨田区）の浜野慶一社長は運営するベンチャー企業（ＶＢ）支援施設などの事業を説明。浜野氏は「町工場は互いの得意分野を生かして協力し合うことが大事」と述べ、外部との連携の重要性を強調した。

碌々産業（同港区）の海藤満社長は「微細加工機のリーディングカンパニーを目指す」とし、ＩＴ企業との協業を紹介。その上で「中小企業の社長は出会いの場を求めてもっと外に出るべきだ」と語った。月井精密（同八王子市）の名取磨一社長は「工場経営は技術力と見積もり力が必要」と持論を述べた。