【電子版】任天堂「マリオ」の由来、マリオ・セガール氏死去

任天堂のゲームキャラクター「マリオ」（16年9月、東京＝AFP時事）

【ニューヨーク＝時事】マリオ・セガール氏（米実業家）米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）によると、10月27日、米西部ワシントン州の病院で死去、84歳。死因は明らかにされていない。任天堂の人気ゲームキャラクター「マリオ」の名前の由来になった人物として知られた。

　50年代からシアトル郊外で建設会社や不動産業を営み、80年ごろ、当時、米国で事業拡大を狙っていた任天堂に倉庫を貸した。任天堂の開発チームがセガール氏から家賃支払いの遅れをとがめられたことをきっかけに、ゲームキャラクターに名前を借用することを思い付いたという。

　マリオは81年の「ドンキーコング」に脇役として初登場。85年発売の「スーパーマリオブラザーズ」以来、「世界のゲーム史上、恐らく最も有名なキャラクター」（同紙）となった。