【電子版】独VW、EV・自動運転への投資拡大 23年までに5.6兆円超規模に

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  VWの商用EVバン「e-Crafter」のインストルメントパネル（8月28日、ハンブルク＝ブルームバーグ）

【フランクフルト＝時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン（VW）は16日、電気自動車（EV）や自動運転などの新事業分野で、2023年までの5年間に約440億ユーロ（5兆6700億円）の大型投資を行う計画を発表した。同社は昨年11月にも、関連分野で22年までに340億ユーロを投資する計画を発表していたが、新分野への対応を急ぐため、投資を拡大させる。

　既にEV工場への転換を進める独東部ザクセン州ツウィッカウ工場に加え、新たにニーダーザクセン州のハノーバーとエムデンの2工場についてもEV生産拠点に切り替える方針を決めた。VWはEVの年間生産台数を25年に100万台超とすることを目指している。

　新分野への投資にはこのほか、カーシェアリングなどのサービス事業や、インターネットに常時接続するコネクテッドカー（つながる車）なども含まれる。