【電子版】米ヴァージン・ギャラクティック、民間有人機で宇宙到達 高度80km超

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  ヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅客機「スペースシップ2」（同社提供）

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  ヴァージン・ギャラクティックの試験飛行（同社提供）

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  ヴァージン・ギャラクティックの試験飛行（13日、AFP時事）

【シリコンバレー＝時事】英ヴァージン・グループ傘下の宇宙開発企業ヴァージン・ギャラクティックは13日、同社の宇宙旅客機が有人試験飛行で初めて宇宙に到達したと発表した。民間旅客が搭乗する宇宙旅行の実現に向けて前進した。

　飛行士2人が乗る「スペースシップ2」は13日朝、米カリフォルニア州モハーベを離陸。親機から切り離された後、米空軍が宇宙との境界と定義する約80キロメートルを上回る高度に到達し、地上に戻った。同社は2014年に飛行士2人が死傷する墜落事故を起こしていた。

　同社が計画する宇宙旅行では、旅客は数分間の無重力体験を味わい、地球を眺めることができる。搭乗券は25万ドル（約2800万円）で、既に600人以上が予約しているという。同様のサービスは、米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業も実現を目指しており、競争が過熱しそうだ。