[ 商社・流通・サービス ]

【電子版】米航空各社、政府閉鎖で迫る「危機的状況」 サウスウエストは売上16億円減

(2019/1/25 20:00)

  • ジェットブルーのヘイズCEOは支給のない2度目の給料日を迎えることに「職員は危機的状況に近い」とコメントした(ロナルド・レーガン・ナショナル空港=ブルームバーグ)

  • セキュリティチェックポイントに並ぶ乗客(18年12月、ロナルド・レーガン・ナショナル空港=ブルームバーグ)

  • ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港で荷物検査に並ぶ乗客(1月17日、AFP時事)

 米航空各社の経営トップは、一部政府機関の閉鎖により空の旅が乱れる可能性があると警告し、批判の語気をますます強めている。

 ジェットブルー・エアウェイズのロビン・ヘイズ最高経営責任者(CEO)は24日のアナリストや投資家との電話会議で、政府「職員が支給のない2度目の給料日を迎えようとしており、われわれは危機的状況に近い」とコメント 。「これが長引けば長引くほど、国内航空旅行システムの回復により長い時間がかかるだろう」と話した。

 他の航空会社のトップも同様の見方を表明。アメリカン航空グループのダグ・パーカーCEOは、「長い行列」と「空域での遅延」に覚悟するよう警告した。サウスウエスト航空は政府閉鎖のせいで今月は最大1500万ドル(約16億4500万円)の売り上げが失われたと明らかにした。

  • サウスウエスト航空は5週目に突入した政府閉鎖により最大16億円の売り上げ減少となった(サンフランシスコ国際空港(ブルームバーグ)

 米連邦航空局(FAA)は過去数週間において航空交通管制への影響はなかったとの認識だ。「過去数週間のパフォーマンスを過去2年間の同時期と比較したところ、大きな違いは見られなかった」と発表した。

 今週にはパイロット、客室乗務員や航空管制官を代表する労働組合も苦情を表明。3労組は23日遅く合同で声明を発表、「政府閉鎖を理由に、われわれは組合員、航空会社、旅行客の安全とセキュリティーに対し懸念を強めている」と指摘した。(ブルームバーグ)

(2019/1/25 20:00)

おすすめコンテンツ

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

例題練習で身につく 技術士第二次試験「機械部門」論文の書き方

例題練習で身につく 技術士第二次試験「機械部門」論文の書き方

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいスキンケア化粧品の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいスキンケア化粧品の本

2024年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目受験必修過去問題集<解答と解説>

2024年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目受験必修過去問題集<解答と解説>

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン