[ ICT ]
(2019/2/26 10:00)
【バルセロナ=ロイター時事】フィンランド通信機器大手ノキアのラジーブ・スリ最高経営責任者(CEO)は24日、ロイター通信に対し、安全保障上の理由で第5世代通信「5G」整備から中国企業を排除することが、欧州での5Gの普及を遅らせるようなことにはならないとの認識を明らかにした。
米国がファーウェイ製品を排除するよう求めている一方、大手通信事業者らは排除すれば5Gの展開が数年遅れることになると警告し、欧州では対応をめぐる議論が活発化している。
スリCEOは、事業者の領域が減少することで通信網の更新が遅れるとの懸念には否定的な見方を示し、5Gで欧州が米国に後れを取っているのは、事業者への周波数帯の割り当てや高い入札コストが背景にあると指摘した。
(2019/2/26 10:00)