[ 科学技術・大学 ]

【電子版】NASA、超音速機の衝撃波撮影に成功 低騒音航空機「X59」開発に活用

(2019/3/10 07:00)

  • 2機の超音速練習機T38から発せられた衝撃波が相互作用する様子を捉えた画像(NASA提供)

  • NASAとロッキード・マーティンが共同開発を進める衝撃波による爆音を出さない次世代超音速航空機「X59」(NASA提供)

  • NASAは試験機を2021年までに初飛行させる計画で開発を進めている(18年11月、米パームデール=ロッキード・マーティン提供)

【ワシントン=AFP時事】米航空宇宙局(NASA)は8日までに、2機の超音速機から発せられた衝撃波が相互作用する様子を初めて捉えた写真を公開した。NASAは、衝撃波による爆音(ソニックブーム)を出さない超音速旅客機の実現を目指しており、その研究の一環だという。

 航空機は飛行速度が音速(時速約1225キロメートル)を超えると、衝撃波を生み、耳をつんざくような音の原因となる。

 今回、米空軍の2機の超音速練習機T38が高度約9000メートルで、約9メートルの間隔で飛行。別の機に搭載された最先端の高速度カメラが、両機から発生した衝撃波の魅惑的な画像を捉えた。

 衝撃波の詳細な画像を撮影する技術は、低騒音の超音速航空機X59の開発に「極めて重要」だという。NASAと協働するエアロスペース・コンピューティング社のニール・スミス氏も「このデータは衝撃波の相互作用をより良く理解するのに役立つ」と指摘した。

(2019/3/10 07:00)

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