【電子版】ネットフリックスなど、タイ洞窟救出劇を映像化へ 放映は来年以降

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  バンコクで行われた洞窟救出劇の映像化に関する記者会見で、ポーズを取るコーチのエカポンさん（後列中央）と少年ら（4月30日、時事）

【バンコク＝時事】タイ北部チェンライ郊外の洞窟に閉じ込められたサッカー少年12人とコーチの奇跡の救出劇で、米動画配信大手ネットフリックスなどは4月30日、映像化することで合意した。来年以降にネットフリックスが放映を開始する。

　ロサンゼルスなどを拠点とする映画制作会社、SKグローバル・エンターテインメントが映像化し、昨年ヒットした米映画「クレイジー・リッチ！」を手掛けたジョン・チュウ監督らがメガホンを取る。タイで撮影する予定で、13人が出演するかなど細部は今後詰める。

　SKグローバルは「世界の観衆に正確で信頼できる映像を届けたい」と強調し、事実に忠実な作品を目指す考えを表明。コーチのエカポンさんは「救出活動中の結束と協力を世界に紹介できるのは興奮するし、うれしい」と語った。収入の一部を災害救助に当たる慈善団体に寄付することも検討している。

　13人は昨年6月、洞窟に入り、大雨に伴う増水で出られなくなった。世界中から集まった潜水士らによる救出活動の末、18日目までに全員が生還した。