【電子版】グーグル、Chromeに履歴追跡制御ツール導入へ 米紙報道

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  米WSJによると新ツールの導入によってグーグルの情報収集能力が今後、著しく制限される見込みはないという（ブルームバーグ）

【ロイター時事】米アルファベット傘下グーグルは自社のブラウザー「Chrome（クローム）」に、クッキーを利用した閲覧状況の追跡を制御するダッシュボード形式のツールを新たに導入する。6日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）が、この件に詳しい関係者の発言を引用して伝えた。

　新ツールによってグーグルの情報収集能力が著しく制限される見込みはない一方、同社がオンライン広告の競合企業に対する優位性を大幅に高める上では有用とみられている。

　WSJによると、グーグルの標的の大半は、ユーザーが積極的に閲覧しているウェブサイトの所有者とは別に、利益目的の第三者がインストールするクッキーだという。