機械設計６月号／振動・騒音問題のもう１つの解決策 快音設計の今日的展開

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１０日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「機械設計」６月号では「振動・騒音問題のもう１つの解決策　快音設計の今日的展開」を特集する。製品価値向上につながる快音設計の着眼点や手順、最新の技術トレンドを幅広く紹介する。

高機能材料や新たな要素技術の開発により、製品の小型・軽量化や動作の高速化などが進んだ。一方、これらを追求した結果、剛性が低下したことなどが原因となり、新たな振動・騒音問題が発生している。

この際、従来の対策だけでは、人間にとって必ずしも心地よく最適な環境を実現できるとは限らないことが広く認識されるようになってきた。そこで人間が心地よく感じる“快音”を意図的に作り出し、製品の付加価値向上を図る「快音設計」に注目が集まっている。

本特集では、まず振動・騒音対策の基本を解説し、続いて人間の聴覚特性を反映した快音の指標やその評価方法など、快音設計の基本や最新の研究成果を紹介する。そして、自動車エンジンや事務機器、掃除機、切符の自動券売機での事例を取り上げる。