【電子版】BMW、電動キックスケーター発売へ 約9万8000円

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  BMWが9月に発売する電動キックスケーター「Eスクーター」。発表によると最高速度は時速12kmと20kmの2モード（BMW提供）

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  折り畳み式で重量は9kg。横画像からでも出力150Wのモーターとリチウムイオン電池は、外見からはほとんど見えなくなっている（BMW提供）

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  バッテリー充電時間は2時間。販売はBMWディーラー限定のようだが、電池走行距離や日本での発売など詳細は明らかにされていない（BMW提供）

　今年にフルサイズのスポーツ多目的車（SUV）「X7」を投入したBMWだが、今度はずっと小さな799ユーロ（約9万8000円）の電動キックスケーターを売り出す。米国のライドシェアサービス、バード・ライズやライムバイクが提供しているような乗り物だ。

　BMWが23日発表した資料によれば、同社の「Eスクーター」の重さはわずか9キログラム。高級車メーカーの製品らしく、競合モデルと比べると価格は2倍以上だ。

　電動キックスケーターの人気はここ数年、米国で大きく広がったが、欧州では原動機付き自転車に関する規制が厳しく、普及は鈍い。こうした電動キックスケーターの使用は多くの場所で違法となっている。

　ドイツは今月、国内の公道での電動キックスケーター利用を合法化。都市中心部での普及に道が開かれた。BMWのEスクーターは、速度が時速20キロメートルに制限されている。（ブルームバーグ）