[ ICT ]

【電子版】グーグル、台湾・マレーシアへハードウエア生産移転 中国対抗措置回避で

(2019/6/16 05:00)

  • グーグルの北京オフィス(10年3月、中国・北京=ブルームバーグ)

 米アルファベット傘下のグーグルは、子会社ネストの温度自動調節器やサーバー向けハードウエアの一部生産を中国国外に移しつつある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米国による懲罰的関税や中国政府の対抗措置を回避するためという。

 社内事情だとして関係者が匿名を条件に語ったところでは、グーグルは既に米国向けマザーボード生産の大部分を台湾に移転。米当局者は中国で製造されたマザーボードを安全保障上のリスクとして挙げているものの、グーグルはサプライヤー各社との会合でその件に触れなかったと関係者は語った。ネストの機器の米国向け生産も台湾やマレーシアに移したという。

 トランプ米大統領が世界貿易や製造業の枠組みに影響を与え、中国内外の企業は生産の軸足を同国から移そうと模索している。世界最大の消費者市場で生産拠点でもある中国で、フォード・モーターやフェデックスなどの米企業に対する締め付けが強化される兆候も増えている。

 こうした状況から、中国を世界の工場と長く見なしてきた米企業は代替地探しに乗り出している。米アップルと契約する鴻海精密工業など、世界の電子機器の大半を生産する台湾の受託生産業者は2018年以降、顧客の指示でそうしたシフトを加速させてきた。鴻海は11日、今のところアップルからは求められていないとしながらも、必要なら全ての米国向け「iPhone(アイフォーン)」を中国国外で生産する十分な能力があると説明した。

 グーグルは3月、台北に新たなキャンパスを建設し、台湾の人員を増やすと発表。生産拠点を多様化させる取り組みに関係しているかは分かっていない。同社は生産の調整について、コメントを控えている。(ブルームバーグ)

(2019/6/16 05:00)

おすすめコンテンツ

バーチャル・エンジニアリングPart3 
プラットフォーム化で淘汰される日本のモノづくり産業

バーチャル・エンジニアリングPart3 プラットフォーム化で淘汰される日本のモノづくり産業

実務に役立つ 
食品分析の前処理と実際

実務に役立つ 食品分析の前処理と実際

図面って、どない読むねん!LEVEL 00 第2版
―現場設計者が教える図面を読みとるテクニック―

図面って、どない読むねん!LEVEL 00 第2版 ―現場設計者が教える図面を読みとるテクニック―

設計者は図面で語れ! 
ケーススタディで理解する幾何公差入門
公差設計をきちんと行うための勘どころ

設計者は図面で語れ! ケーススタディで理解する幾何公差入門 公差設計をきちんと行うための勘どころ

実践!モジュラー設計
新規図面をゼロにして、設計の精度・効率を向上させる

実践!モジュラー設計 新規図面をゼロにして、設計の精度・効率を向上させる

図解よくわかる植物細胞工学
タンパク質操作で広がるバイオテクノロジー

図解よくわかる植物細胞工学 タンパク質操作で広がるバイオテクノロジー

Journagram→ Journagramとは

PR

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用してしています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる