[ オピニオン ]

産業春秋/王子と渋沢栄一

(2019/7/3 05:00)

「3大メガバンクにりそな銀行の店舗が数百メートル圏内に、向かい合わせか隣り合わせなんて街、ほかにありますかね」。東京都北区のJR王子駅前の居酒屋に入ったら、先輩相手に興奮して話す若者がいた。

2024年の新紙幣発行が公表されて2カ月余。お金に縁の深い街、王子周辺が活気づいている。お札のデザイン、印刷を担う国立印刷局の工場が近くにある。新1万円札の顔で、日本の資本主義の父といわれる渋沢栄一ゆかりの地だ。

栄一は約500の企業の設立にかかわり、製紙会社は街の名前を冠する。邸宅跡には現在、「渋沢史料館」が建つ。北区は「渋沢栄一プロジェクト」を立ち上げ、功績の発信を軸に観光、教育の活性化を図る。

新札は栄一のほか、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎。「経済人に女性、研究者という組み合わせは画期的だ。どれが欠けても、現代のSDGs(持続可能な開発目標)は回らない」。栄一の5代目子孫で、社会的投資を手がけるコモンズ投信会長の渋沢健さんは語る。

SDGsといえば、政府は新しいアクションプランで途上国支援の強化を決めた。「真正の利殖は仁義道徳に基づかなければ、決して永続するものでない」とは栄一の言葉である。

(2019/7/3 05:00)

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