【電子版】エアバス、A380の一部機種で主翼亀裂の可能性 航空会社に検査要請へ

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  エアバスの「A380」型機（15年6月、フランス・パリ国際航空ショー＝ブルームバーグ）

　欧州のエアバスは2階建て超大型機「A380」について、主翼に亀裂が生じている可能性があるとして、比較的古い25機を運航する航空会社に検査を要請する。A380を巡っては、過去にも主翼の亀裂問題が起きている。

　欧州航空安全庁（EASA）は5日、運航中のA380で一部亀裂が見つかったと発表。修理しなかった場合、主翼の構造的完全性が低下する恐れがあるとしている。

　A380を巡っては7年前にも主翼に亀裂が見つかり、エアバスには数百万ユーロの修理・保守費用が生じた。同社は2月、A380の生産終了を発表している。（ブルームバーグ）