【電子版】米アップルの4－6月期、3四半期ぶり増収 中国不振に歯止め

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  アップルの発表資料によれば、7－9月期の売上見通しは610億－640億ドル（約6.6兆円－7兆円）。同期に発売されると見込まれる新型「iPhone」効果で強気の姿勢がうかがえる（7月29日、中国・上海のアップルストア＝ブルームバーグ）

【シリコンバレー＝時事】米アップルが30日発表した2019年4－6月期決算は、売上高が前年同期比1％増の538億900万ドル（約5兆8000億円）、純利益が13％減の100億4400万ドルだった。中国での販売の落ち込みに歯止めがかかり、3四半期ぶりに増収を達成。一方、販売費用などの増加で3四半期連続の減益となった。

　中国（台湾と香港含む）の売上高は4％減だったが、減少幅は1－3月期（22％減）と比べて大幅に縮小。クック最高経営責任者（CEO）は「中国本土では伸びている」と復調を強調した。

　主力のスマートフォン「iPhone（アイフォーン）」の売り上げは12％減となり、売上高全体に占める割合が5割を割り込んだ。音楽配信やアプリ販売などのサービス部門は13％増と成長が続いた。