(2019/10/10 05:00)
イスカルジャパン(大阪府豊中市、岡田一成社長、06・6835・5471)は、イスラエルの大手切削工具メーカーであるイスカルの日本法人。イスカルが目指すのは次世代産業革命「インダストリー4・0」を見据えたスマート・ツールの提供だ。イスカル「LOGIQ」工具シリーズで、顧客のモノづくりをさらなる高みへと導く。
イスカルのLOGIQ工具シリーズは、ロジカルな機械加工ができる革新的な工具を多数そろえている。顧客の要望や金属加工業界の発展に貢献するため、豊富な経験を積んだイスカルの製品マネージャー、研究開発、製造の各チームが一丸となり、市場の需要に応える工具を生み出した。変化の大きな産業で戦略的な加工ができる工具の選定は、生産性を高めて、無駄を省いてコストの削減に貢献する。
研究を重ねた結果、独創的な製品ラインアップをそろえるイスカル。LOGIQシリーズが優れた金属加工の新たな基準となる。次世代産業革命「インダストリー4・0」を視線の先に入れたLOGIQ工具シリーズは、生産性を向上させた「賢い機械加工」を実現する。
マルチFグリップは突っ切り、溝入れ加工時に、ブレードに掛かる負荷を従来のX軸方向からY軸方向に分散させる角形ブレードを採用。極めて高い剛性での加工を可能とする。耐久性の高いブレードは防振性に優れ、加工中のビビリを抑制する。優れた仕上がり面と真直性を実現するとともに、高圧クーラント対応の内部給油式で、良好な切りくず排出も可能となる。
チップ縦置き構造のタンググリップチップ取り付け用のタングFグリップと、2コーナー使いドゥーグリップチップ取り付け用のドゥーFグリップの2タイプのブレードをレパートリーしている。タングFグリップは、高送り加工用の「HFブレーカー」使用により、従来の2倍以上の送り速度での加工を実現している。最大突っ切り径は直径120ミリメートル。
3枚刃のロジックカムヘッド「H3P」は炭素鋼、合金鋼(ISO・P種)、鋳鉄(ISO・K種)の加工に対応する。ヘッド材質は先進のチタン物理気相成長(PVD)コーティング材質である「IC908」を採用した。有効刃数3枚刃により、生産性を大幅に向上させた。独創的なポケットデザインは振れを最小限に抑え、高い繰り返し精度を実現する。
セルフセンタリング機能を備えて下穴加工を不要とし、断続加工や厳しい加工条件下でも高精度な穴開け加工が可能となる。ヘッド径は直径12ミリ―25・9ミリメートル。加工深さは3×D/5×Dとなる。
(2019/10/10 05:00)