新型コロナ/伊福精密、フェースシールドと樹脂製マスク生産 3Dプリンター活用

(2020/5/22 05:00)

  • 伊福精密が生産する樹脂製マスク

【神戸】伊福精密(神戸市西区、伊福元彦社長、078・978・6760)は新型コロナウイルス感染拡大を受け、自社で所有する3Dプリンター6台を活用しフェースシールドと樹脂製マスクの生産に乗り出した。フェースシールドは大阪大学大学院医学系研究科が公開したデータを基にフェースシールドを製作。神戸市などを通して医療資材の不足が続く兵庫県下の医療機関に無償提供する。

フェースシールドについては日産60個を手がけられる。月1200個程度を医療機関に供給する方針。一方、樹脂製マスクは内側のポケットにティッシュやキッチンペーパーなどを挟んで使用する。原料はPLA(ポリ乳酸)で、マスク本体を洗浄でき、繰り返し使える。

現在、従業員への配布向けマスク製作にとどまるが、伊福精密が持つ金属3Dプリンターで金型を作成した上で、射出成型での量産を検討中。複数の射出成形機メーカーと生産条件面などで協議しているという。

伊福社長は「マスク着用の常態化を見据え、今後はマスクストラップの開発に着手する。マスクを含めたファッション性と、マスクひもの耳への負担を低減できる商品群の開発・販売を計画している」と話す。

(2020/5/22 05:00)

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