新型コロナ／玉川パイプ、足踏み式の消毒液立て好評 町工場16社連携

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  玉川パイプの「ＳＴＥＰＯＮ」

玉川パイプ（東京都大田区、玉川大輔社長、０３・３７３８・３５３８）は、大田区内企業など１６社と製作している足踏み式アルコール消毒液スタンド「ＳＴＥＰＯＮ（ステップオン）」を増産する。初回生産分５０台を７月から販売し、反響が大きかったため追加で１２０台を生産する予定。

引き抜き鋼管を製造する同社のほか、大田区などの製造業が切削、板金、溶接、表面処理といった各工程を担い、連携して製作している。玉川社長は「受け身な町工場が自分から発信していく機会になっている」と話す。

これまで試作品を公的機関などに寄贈し、改善を重ねてきた。安全性やインテリア性を考慮し、丸みのあるデザインとした。追加生産にあたり、同社は組み立て用の倉庫を確保。また、社内で組み立てに関する講習会を実施した。

ステップオンは取り外して水洗いができる液だれ防止トレー、ガタつきを防ぐアジャスター、倒れにくい低重心設計などさまざまな工夫を施した。手押しでも噴霧でき、足の不自由な人も利用可能。２万９８００円（消費税抜き）で販売する。