(2021/11/2 05:00)
岸田文雄首相はきょう、英グラスゴーで開幕した国連の第26回気候変動条約締約国会議(COP26)に出席する。10月末の20カ国・地域(G20)首脳会議はオンライン参加だったので初の外遊だ。
COP26の会期は12日までの約2週間。各国首脳が出席し全体の機運を醸成する「リーダーズ・サミット」に続いて「エネルギーデー」や「運輸デー」など重点分野ごとの日程を設け、脱炭素に向けた議論を深める方針だ。
参加国が多いだけに、関心分野も異なる。高い目標を共有する「有志国連合」を作り、その成果を会議全体に反映するのが議長国英国の狙い。「日本にも“お誘い”がある」(政府関係者)というが、果たしていくつ声がかかるのか。
会場には各国が自国の取り組みを紹介するパビリオンを出展する。セミナー形式が多い中で、日本は企業の協力を得て実物展示をする。水素活用のモデル(パナソニック)や、二酸化炭素を封じ込めた環境配慮型コンクリート(中国電力ほか)などが出展を予定。
日米首脳の初顔合わせも計画されている。総選挙で政権基盤を固めた直後でもあり、首相は自信を持って外交に臨めるだろう。日本の主張をしっかり発信してもらいたい。
(2021/11/2 05:00)
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