産業春秋/空飛ぶクルマ

(2022/1/7 05:00)

 自動車業界は今、100年に一度の大変革期にあると言われている。コネクテッド、自動運転、シェアリング、電気自動車への変化を総称する「CASE」は、業界で当たり前に使われるようになった。

 新年なのでその先の未来も予想してみた。「空飛ぶクルマ時代」の到来だ。上空が車の主たる移動空間となる。人々は道路渋滞から解放され、最短距離で好きなところに飛んでいける。道路の概念も大きく変わるだろう。

 自動運転は当然のこと、個々の車を制御する管制技術や万一の落下に備えたセーフティー機能など多くの技術が必要だ。空中で充電するスポットも整備される。いや、超高効率のモーターや蓄電池が搭載されれば、充電設備も不要になるかもしれない。

 空飛ぶクルマは飛行機レベルの整備が必要になり、所有ではなく必要な時に利用するシェアリングが主流となる。ビジネスモデルの主役は自動車メーカーからサービスを提供するプラットフォーマーに移っているかも。

 飛行ロボット(ドローン)で荷物を運ぶ物流用途で空の利用は始まっている。人の移動にも広がれば、大きな変革がもたらされる。もちろん、日本企業がビジネスの中核にいると信じている。

(2022/1/7 05:00)

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン