産業春秋/失敗に学ぶ勇気

(2022/7/29 05:00)

1995年の映画「アポロ13」をテレビでたまたま見た。地球に無事帰還するべく、乗組員と管制室の専門家とで知恵を絞り難題をクリアしていく様子が生々しい。

どんなプロジェクトにも失敗は付き物。とはいえ大失敗を未然に防ぎ、成功につなげるには小さな失敗が必然なのかもしれない。

「早く、安く失敗することが我々には必要だ」。再使用型の小型ロケットを開発するスペイン・PLDスペース上級副社長のパブロ・ギャレゴ氏は、ルクセンブルクのスタートアップイベントでこう強調した。彼が在籍した米スペースXも失敗を重ねた末、再使用型の実用化にいち早くこぎつけている。

一方で「失敗なんて幾つしたかわからない。でも解決策は必ずある」と話すのは、米ネットフリックス共同創業者のマーク・ランドルフ氏。今月のスタートアップワールドカップ日本予選で、とにかく新しいことをいろいろ試し、失敗の中から解決策を見いだすことの大切さを訴えた。

アポロ13に戻れば、最後に出てくる「名誉ある失敗(サクセスフル・フェイリア)」という表現も味わい深い。失敗がすべての終わりではない。失敗を恐れず、失敗に学ぶ勇気が新たな道を作ると信じたい。

(2022/7/29 05:00)

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