山一電機、マザー工場に太陽光・蓄電

(2024/5/2 12:00)

災害など緊急時でも生産継続

  • NAS電池を設置し、停電時でも生産活動を継続できる体制を整えた

山一電機は2020年10月に事業継続計画(BCP)対策の一環で、同社のマザー工場である佐倉事業所(千葉県佐倉市)の敷地内に、ナトリウム硫黄(NAS)電池を設置した。太陽光発電と組み合わせて蓄電し、停電時の電力供給を可能にする。

BCPの強化に乗り出したのは?年の台風?号がきっかけだった。台風の影響で佐倉事業所は停電し、3日間の生産停止を余儀なくされた。土屋武取締役生産本部長は「(緊急時でも)生産を継続するために検討を始めた」と振り返る。

当初はディーゼルやガスタービンを動力とした非常用発電機の導入も検討していた。ただ、設置場所や費用などを勘案。太陽光パネルとNAS電池を組み合わせ、エネルギーマネジメントシステム(EMS)を活用する仕組みを採用した。

佐倉事業所の敷地に約190平方メートルのスペースを確保し、NAS電池を置いた。また事業所全体では2000枚以上の太陽光パネルを平置きしたり、新棟の屋根に置いたりしている。緊急時にも使えるように定期的に点検している。

こうした取り組みの効果はBCPの強化にとどまらない。例えば電気料金の削減だ。将来的には、電気代を従来と比べて月200万―300万円減らせる見通しだという。また、佐倉市と21年に協定を結び、災害発生時などに避難所として開放する。 NAS電池の設置といったハードウエアの整備のほか、緊急時に誰が出社し、どのように動くのかを示したマニュアルを一段と具体化した。的確な対応のため万全を期す。

(2024/5/2 12:00)

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