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[ 商社・流通・サービス ]
(2016/1/20 05:00)
住友商事は、中国食品大手の西王集団(山東省)と提携し、中国で食品事業を拡大する。まずは西王集団の傘下企業に出資し、飼料穀物の輸入販売事業に参画する。出資金額は十数億円とみられる。また植物油事業などにも共同で取り組む計画。西王集団の販路や住商の海外調達網を生かし、現地で高まる食肉需要や健康志向の動きを取り込む。
西王国際貿易(山東省)の株式40%を取得する契約を20日に結ぶ。西王国貿は中国で、大麦やコーリャンなど飼料穀物の輸入販売のほか、でんぷんなどのコーン由来製品の輸出を手がける。
中国では、所得増加と食文化の欧米化の進展で豚肉や鶏肉の需要が拡大し、大豆を除いた飼料穀物の輸入量が2015年に3000万トンに増えた。16年は中国国産コーンの過剰在庫処理で輸入量減少が予想されるが、18―20年ころに3000万トンまで持ち直し、その後も4000万―5000万トンまで増えると見込まれている。
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(2016/1/20 05:00)
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