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[ エレクトロニクス ]
(2016/3/14 05:00)
京セラは携帯電話(スマートフォンを含む)事業の海外戦略を見直し、米国に経営資源を集中する。2014年度から販売地域を拡大してきた欧州、中南米で苦戦しており、シェアが高い米国で高価格帯機種を拡販する戦略に転換する。
携帯電話をメーンとする通信機器関連事業は、15年度に2期連続の営業赤字となる見通し。現状維持の年販1000万台規模でも安定的に利益が出る体制とし、早期の黒字化を目指す。
米国では販売台数シェアで4位グループに属し、競争力を維持している。今後は低価格帯スマホの販売を絞り込む一方、他社と差別化できる高耐久性スマホを拡販する。高耐久性スマホの最上位機種は、米国の大手通信4社のうちTモバイルUSには提供しておらず、今後も伸ばせる余地が大きいとみる。
京セラは14年度から米国以外にも海外展開を積極化。フランス、ドイツ、ペルー、チリ、メキシコ、コロンビアに進出した。ただ、今後は「積極的...
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(2016/3/14 05:00)
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