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[ 金融・商況 ]
(2016/3/30 05:00)
三菱東京UFJ銀行は、全国銀行協会が運営する電子記録債権ネットワークを活用して企業の取引先の電子記録債権を一括で買い取るサービスを4月に始める。「一括ファクタリング」と呼ばれるサービスで、債権を保有する企業が受取口座を自由に指定できるのは業界初。サービス利用のために複数口座をもつ必要がなく中小企業にも使いやすくなる。地方銀行にも同サービスを提供し、10行以上が導入を検討する。
中小企業との取引が多い中堅企業に提案する。三菱東京UFJ銀の試算では対象企業は約4000社、市場規模は6兆円。同行の取引先だけでも5000億円規模の利用を想定する。
この仕組みの導入により支払企業は、手形決済の事務負担が減る。債権を保有する企業は支払期日前に電子記録債権を資金化できる。中堅企業から仕事を受注する中小企業の資金繰りの円滑化の一助となる。金融機関はサービスの手数料を収入源にできる。
全銀協の電子記録...
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(2016/3/30 05:00)
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