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[ 科学技術・大学 ]
(2016/4/21 05:00)
リモート・センシング技術センター(RESTEC、東京都港区、池田要理事長、03・6435・6700)は、14日から発生している熊本地震について、熊本市周辺での地面の変動を示した衛星画像をホームページ(HP)上に公開した。活断層に沿って阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)と熊本県益城町を結ぶ地域一帯に大きな地殻変動があることが分かった。崖崩れの予測、道路やダムを点検する際の優先度の決定などの基礎データとして使える可能性がある。(1面参照)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち2号」により空間解像度3メートルで撮影した熊本市周辺の画像データを購入。撮影時期が異なる2枚の画像を重ねることで地表面の変動情報を得る「干渉SAR(合成開口レーダー)」という処理で画像を得た。
だいち2号は観測対象に電波を放射し、衛星に戻る反射波の強さを測定する。電波を利用することによって、昼夜や天候に影響されずに地表を観測できる。
(2016/4/21 05:00)
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