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[ 機械 ]
(2016/8/17 05:00)
今後20年間で現状比倍増となる5兆ドル規模(台数ベースで4万機弱)への拡大が見込まれる民間航空機市場。日本国内でも自動車に続く基幹産業の一つとして注目され、完成機や機体部品、エンジンなどを手がける重工メーカーの収益基盤を支えている。為替の円高など足元の事業環境は一服感が見られるが、各社とも新型機向けの量産準備を着実に推進。さらなる飛躍に向けた各社の取り組みを追った。(長塚崇寛)
【三菱重工、投資を加速】
三菱重工業は開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の量産初号機の最終組立工場や、米ボーイングの次世代大型旅客機「777X」機体製造向けの新ライン構築など、航空機関連投資を加速している。MRJの最終組立工場は愛知県豊山町に立地し、これまでMRJの試験機を製造してきた小牧南工場の隣接地に建設。7月に量産初号機の最終組み建てを開始した。
同工場の延べ床面積は約4万4000平方メートル...
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(2016/8/17 05:00)
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