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[ 環境・エネルギー ]
(2016/12/14 05:00)
サウジアラビアは米国のシェールオイル生産が2017年の原油価格上昇に反応しないと誤った見方を取っている、と米ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
ゴールドマンはリポートで、同行の来年1―6月(上期)の原油価格予想として、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が約束通り減産を実施すれば1バレル=60ドルを上回る可能性があるものの、米国のシェールオイル生産の回復で価格は55ドルに押し戻されるとの見方を示した。サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は10日、米国のシェールオイル生産会社が来年、供給面で大規模な反応を示すとは予想していないと述べた。
ロシアなどの国々がOPECと協調減産を実施する方針を示したことに加え、サウジが予想外に先の合意水準を上回る減産を実施する方針を示唆し、アナリストらは原油価格がほぼ1年半ぶりに60ドルに上昇する可能性があるとみている。ただ減産計画にはシェールブームの恩恵を受けている米国とカナダなどの生産国は含まれていない。米国の石油リグ(掘削装置)稼働数は既に1月以来の高水準に達している。(ブルームバーグ)
シェール生産日量2000バレル増 米EIA17年予測
【ロイターES・時事】米エネルギー情報局(EIA)は12日公表した掘削生産報告で、2017年1月の国内シェールオイル生産量が前月比で日量2000バレル増の同454万2000バレルになるとの見通しを示した。
パーミアン盆地は日量約3万8000バレル増の213万バレル。イーグルフォードは日量2万3000バレル減の98万バレル、バッケン層は1万2000バレル減の90万6000バレルの見通し。
(2016/12/14 05:00)
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