長方形の断面で掘削−阪神高速、堺市のトンネル工事を公開

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阪神高速道路は建設中の大和川線・常磐工区西出口（堺市北区）のトンネル工事現場（写真）を、このほど公開した。鹿島と川崎重工業が共同で開発した特殊なシールドマシンと「矩形（くけい）泥土圧アポロカッター工法」を採用し、地下を長方形の断面で掘削できるのが特徴。

同工法を高速道路の工事で採用するのは初めてという。

矩形泥土圧アポロカッター工法は従来の円形型でなく、長方形型に掘り進められる。このため、トンネルに必要な空間を効率的に工事できる。シールドマシンはカッターヘッドの自転とドラムの公転により、非円形断面の掘削に対応する。

同工事では６月初旬に、本線とランプの分岐点への到達を予定する。