[ エレクトロニクス ]

元ソニー執行役リントン氏、役員報酬 11億3600万円で1位 1億円以上は53人

(2017/6/22 05:00)

東京商工リサーチは役員報酬1億円以上を受け取った役員の個別開示を行った上場企業が20日17時時点で23社、人数は53人だったとする調査結果をまとめた。

最高額は2月にソニー執行役を退任したマイケル・リントン氏で11億3600万円だった。

2位はソニーの平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)で9億5500万円、3位が同社の吉田憲一郎副社長兼最高財務責任者(CFO)の4億3400万円と、トップ3をソニーが占めた。4位は東京エレクトロンの河合利樹社長で4億3100万円、5位は同社の常石哲男会長で3億3900万円。上位10人はソニーと東京エレクトロンの2社が占めた。

役員報酬1億円以上の個別開示を行った23社のうち、人数別ではソニーが10人で最多。東京エレクトロンの9人、バンダイナムコホールディングス(HD)の7人が続いた。複数人の開示を行った企業は10社だった。

役員報酬1億円以上の開示は「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算から報酬等の総額、報酬等の種類別の総額を有価証券報告書に記載することが義務づけられた。

 ソフトバンクグループの株主招集通知で17年3月期のニケシュ・アローラ前副社長の報酬額が103億4600万円と公表されたが、20日17時までに有価証券報告書が確認されていないため、ランキングに含まれていない。

(2017/6/22 05:00)

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