[ 機械 ]
(2017/6/29 05:00)
住友電気工業は鋼の旋削加工向け工具用新材種として、耐摩耗性を高めた高速加工用「AC8015P」と、耐欠損性を向上した断続加工用「AC8035P」を7月1日から順次発売する。ラインアップは高速加工用が581品番、断続加工用は683品番。価格は従来品同等で、標準品で770円(消費税抜き)。2017年度に両材種合計で、4億7000万円の売り上げを目指す。
両材種とも強靱(きょうじん)性超硬母材に独自の化学気相成長(CVD)コーティングを適用し、耐チッピング(刃先の細かい破損)性や耐溶着性を高めた。
高速加工用は結晶構造を制御した高強度アルミナ層を採用。切削速度が毎分450メートル超の高速加工で、耐摩耗性が従来比2倍以上になる。
断続加工用は被膜中の残留応力を緩和させて、断続加工時の安定性を向上した。強断続・重切削加工時の耐欠損性は従来比2倍以上に高めた。
(2017/6/29 05:00)
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