[ トピックス ]

【電子版】工場で使える英語(30)ジャスト・イン・タイム

(2017/7/4 05:00)

■第30回 ジャスト・イン・タイム―工程の流れ化②

Just-In-Time―Workflow②

【2人の登場人物】

Taka:日本から指導に訪れたマネジャー

Phil:現地工場で、タカから指導を受ける米国人の従業員

__________________________________________

Phil:

How do we create and maintain a smooth workflow in our factory?

工場の中に、どうやってスムーズな流れをつくり、維持するのでしょうか。

maintain「持続する、維持する」

Taka:

If every production process moves at the same pace, there will be a consistent workflow.

すべての生産工程が同じペースで動けば、一貫した流れができます。

consistent「調和した、一貫した」

Phil:

So ideally we shouldn’t have any idle time or excess inventory.

そうすると、理想的には、無為な時間や余分な在庫はあるべきではありませんね。

idle「空いている、働いていない」。idle time は、必ずしも空き時間という意味ではなく、工程に一貫した流れをつくることの妨げになる時間を意味しています(空き時間は意図的に設けることもあるため)。

excess「必要以上の、余分な」

Taka:

But in reality it is very difficult to create such a good workflow because…

しかし現実には、そうした良い流れをつくるのは、実に難しいのです。なぜなら…

Phil:

Machines might break down…

機械は故障するかもしれない…

Taka:

…or we might sometimes make mistakes in our operations, and so on.

…あるいは、時折作業でミスをするかもしれない、など。

Phil:

I understand the idea of “working at the same pace” is important.

「同じペースで作業する」という考えが、重要だとわかりました。

Taka:

Yes. That’s why we all share information about customer orders, for example, and also discuss our operational performance each day.

ええ。そのために、たとえば皆が顧客の注文情報を共有したり、日々、作業の状態についても話し合ったりしているのです。

operational「作業の、運営上の」

Phil:

I see. Our improvement activity could be to improve our workflow.

なるほど。私たちの改善活動は、工程の流れの改善になり得ますね。

improve「改善する」。

__________________________________________

【成功のヒント】

 ジャスト・イン・タイム生産を行うためには、生産工程全体に「smooth workflow(スムーズな流れ)」が必要となります。フィルは冒頭で、そのスムーズな流れはどうやってつくるのかという質問をしています。それに対してタカは、各工程が同じペースで動けばよいと話しますが、それが簡単ではないことにも言及します。その理由について、2人は例を挙げ、それらが改善活動のテーマになることを確認しています。

 目指すべき姿があり、その姿になるのを妨げる問題があり、その問題を改善により解決していくという考え方(の流れ)は、海外の従業員の人たちにもぜひ理解してもらいたいことです。

 まずは、各センテンスに登場する英語表現を確実に覚えていきましょう。こうした表現を使いこなせるかどうかで、現地従業員の理解度は異なってくるものです。ゆっくりと話せば大丈夫ですから、できるだけていねいに、大きな声で話すことを心がけるとよいでしょう。根気よく練習してみましょう。

著者:松崎久純(まつざき・ひさずみ)

 国際事業・組織マネジメントなどを専門とした経営コンサルタント。サイドマン経営・代表。企業におけるグローバル人材育成の指導・研修講師の経験が豊富。著書に『ものづくりの英語表現 CD付』(三修社)、『英文ビジネスレター&Eメールの正しい書き方』(研究社)など多数。

【「工場管理」2017年04月号掲載】

(2017/7/4 05:00)

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