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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/7/28 05:00)
ロート製薬と新潟大学の寺井崇二教授は27日、肝硬変を対象とした他家脂肪組織由来幹細胞製剤「ADR―001」の治験を始めると発表した。新潟大学医歯学総合病院で月内から2018年12月まで実施する。目標症例数は15例。20年度の承認を目指す。
治験はC型肝炎か非アルコール性脂肪肝炎(NASH)による非代償性肝硬変を対象とする。第1相試験で同製剤を単回投与して安全性を評価し、第2相試験で有効性や安全性を調べる。
進行した肝硬変の治療には肝移植があるが、肝硬変そのものを治療する方法は乏しいという。
同製剤はヒトの余剰脂肪を使用した間葉系幹細胞。脂肪組織は手術時などで余剰組織となることもあり入手が容易で、他家脂肪細胞による同種移植のため、必要な患者に迅速に提供できる。
会見した山田邦雄ロート製薬会長兼最高経営責任者(CEO)は、「これまではセルフメディケーション分野が中心だったが、医療分野でも貢献していきたい」と語った。
(2017/7/28 05:00)
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