[ 科学技術・大学 ]

京大など、iPSで難病治療法−秋から治験実施

(2017/8/2 05:00)

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の戸口田淳也教授と池谷真准教授、大日本住友製薬の日野恭介研究員らは1日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いて、筋肉などの組織内に骨ができる難病の進行性骨化性線維異形成症(FOP)の仕組みを解明したと発表した。FOP進行抑制に免疫抑制剤のラパマイシンが有効と判断。9月以降、京大付属病院など4機関で治験を行う。

症状を再現して治療法を探る創薬研究はiPS細胞の有効活用法の一つ。同グループはFOP患者由来のiPS細胞を使い、約7000の化合物の反応を探った。細胞分裂などに関わるたんぱく質mTORがFOPの骨化症状に重要と確認。mTOR阻害剤のラパマイシンが症状抑制に有効とみられる。

(2017/8/2 05:00)

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