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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/8/25 05:00)
清水建設は24日、タワークレーン「エクスター=写真」を開発し、2機完成したと発表した。ブームを水平方向に伸縮し、作業半径を自由に調整できる世界初の機能を持つ。2018年始めに関西地区で計画する高層ビルの建設工事に適用する。次世代型生産システムの一部を成す新型建機として、生産性向上に役立てる。
エクスターはブームを3体に分割してあり、水平方向に伸縮できる。資材などを最大12トン、つり上げ可能。作業半径は3―25メートル。つり上げられる高さは200メートル。施工中の建物の頂部を覆い、雨天などでも作業ができる全天候カバー内で用いる。
資材の揚重時には、ブームを全天候カバー側面に設けた開口部の外側に延伸。資材をブーム先端から伸びるフックにつないでつり上げ、ブームを縮めて全天候カバーの中に取り込む。超高層ビルの解体工事にも適用できる。
エクスターは自律型の施工ロボットなどから構成される、清水建設の次世代型生産システムの一部。
(2017/8/25 05:00)