藤田保健衛生大学病院、心臓の高度治療センター開設

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  CTアンギオ装置を配置したハイブリッド手術室（藤田保健衛生大提供）

【名古屋】藤田保健衛生大学病院は、循環器内科と心臓血管外科が共同で高度治療を行う拠点「心臓血管センター」を開設した。心筋梗塞や狭心症などの患者を対象に、カテーテル治療やバイパス手術などを行い、患者への負担を減らしつつ、治療効果を高める。

同センターには、超高精細のコンピューター断層撮影装置（ＣＴ）や磁気共鳴断層撮影装置（ＭＲＩ）を配置。また血管などを撮影するＣＴアンギオ装置を備え、カテーテル手術と通常の開胸、開腹手術ができるハイブリッド手術室がある。

消化器系がんや糖尿病など心臓疾患の合併症を制御、大動脈瘤（りゅう）などの治療につなげる。開胸手術が難しいとされる大動脈弁狭窄（きょうさく）症などでも治療件数を増やす。